南米大陸から流木に乗って漂着したとされる共通の祖先から、なぜ二つの異なる種が生まれたのか。海へと適応したウミイグアナと、陸上のサボテンを主食とするガラパゴスリクイグアナの分岐点は、島々の形成史と深く結びついている。海中へ潜るために太く強靭な尾と爪を獲得したウミイグアナに対し、リクイグアナは鋭い棘を持つウチワサボテンを丸呑みできる頑丈な顎を発達させた。同じ群島という限られた生態学的ニッチの中で、互いに競合を避けつつ異なる生存戦略を切り拓いた進化のドラマがここにある。
海を渡り骨まで縮める進化の謎:ガラパゴスイグアナ現地特別ルポ
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