過激な手法はMVだけにとどまらなかった。彼女たちの活動軌跡は数々の映像作品としても残されている。とりわけ異彩を放つのが『劇場版 BiSキャノンボール 2014』に代表される一連のドキュメンタリー映画群だ。過激な企画レースや人間模様の生々しさまでも隠さずに曝け出す手法は、当時の映画界にも大きな波紋を広げた。
単なるファンアイテムの域を超え、泥臭い人間ドラマとして結実したこれらの作品は、記録映画としての評価も高い。フェイクとリアルが交錯するエンターテインメントの極限状態を切り取った映像作品群は、時代の空気をパッケージした歴史的資料としての価値すら帯びている。