インフルエンザウイルスに感染した際、目に赤みや違和感が生じる背景には主に3つのメカニズムが存在します。自身の症状がどれに該当するかを把握することが、冷静な対処への第一歩です。
最も頻度の高い要因は発熱による全身の血管拡張です。38度を超える高熱が続くと、体温を逃がそうとして眼球の結膜(白目部分)を通る細い血管が一斉に広がり、網目状に赤く浮き出ます。このケースでは熱の下降とともに数日で自然に充血が引いていくのが通例です。
次に考えられるのが、インフルエンザウイルス自体が直接結膜を刺激して起こる結膜炎です。ウイルスを含んだ飛沫や、ウイルスが付着した手で目をこすることによって結膜に直接炎症が波及します。
さらに見過ごせないのが、免疫力低下に伴う細菌性の二次感染です。インフルエンザによって体力が著しく奪われている隙を突き、常在菌などが結膜内で増殖して強い炎症を引き起こします。