一身上の都合は損?パワハラ退職届の例文と会社都合にする書き方徹底解説

一身上の都合は損?パワハラ退職届の例文と会社都合にする書き方徹底解説

一身上の都合は損?パワハラ退職届の例文と会社都合にする書き方徹底解説について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

退職届の作成において最も警戒すべきは、会社側が保身のために用意する「自己都合退職用のフォーマット」です。パワハラが退職の直接的要因である場合、文面には「貴社におけるハラスメント行為および安全配慮義務違反により就労継続が困難となったため」という客観的事実を明記しなければなりません。

パターン1:パワハラ・社内環境を明記する標準例文(会社都合主張用)

退職願(合意解約の申し入れ)ではなく、確定的な意思表示である「退職届」として作成します。

【会社都合を主張するパワハラ退職届 例文】

退職届

私儀
貴社 〇〇部における上司(氏名:〇〇 〇〇)からの度重なるパワーハラスメント行為、ならびにこれに対する貴社の職場環境改善義務の不履行により、心身ともに就労の継続が不可能な状態に至りました。
よって、労働施策総合推進法および労働契約法第5条に定める安全配慮義務違反を理由とし、令和〇年〇月〇日をもって貴社都合により退職いたします。

令和〇年〇月〇日
〇〇部〇〇課 氏名 【署名・捺印】

株式会社〇〇〇〇
代表取締役 〇〇 〇〇 殿

パターン2:心身不調・医師の診断書を添付する例文(特定理由・特定受給資格者狙い)

精神科や心療内科を受診し、適応障害やうつ状態の診断書が手元にある場合は、診断書を添えて提出することで法的な強制力と説得力が格段に高まります。

【診断書添付型のパワハラ退職届 例文】

退職届

私儀
貴社における執拗なパワーハラスメントに起因し、医師より「〇〇(病名)」との診断を受け、就労不能状態と判断されました(別添:令和〇年〇月〇日付 診断書写し)。
つきましては、貴社の安全配慮義務違反による心身の健康被害を理由とし、民法第628条に基づき令和〇年〇月〇日をもって即日退職いたします。

令和〇年〇月〇日
〇〇部〇〇課 氏名 【署名・捺印】

株式会社〇〇〇〇
代表取締役 〇〇 〇〇 殿

手書き・縦書きで作成する場合の正しいマナーと用紙規定

退職届はパソコン印刷でも法的な効力に差はありませんが、手書きで作成する場合は白無地の便箋(B5またはA4)に黒の万年筆または油性ボールペンを使用します。縦書きのレイアウトは以下の手順で統一してください。

1行目の中央に「退職届」と記し、2行目の最下部に「私儀」(または「私事」)と書きます。3行目以降に退職理由の本文を改行しながら配置し、本文の後に退職年月日、届出日、所属部署、自身の氏名(自署+認印または実印の捺印)を記入。最後に宛名として会社名と代表取締役社長のフルネームを敬称「殿」をつけて配置します。封筒は中身が透けない二重構造の白封筒(長形3号または長形4号)を使用し、表面中央に「退職届」、裏面左下に所属部署と氏名を記します。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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