コテの太さ選びにおいて、ミリ数と同じくらい重要でありながら見落とされがちなのが「プレートのコーティング素材」と「熱伝導の均一性」です。
「同じ32mmのコテを使っているのに、メーカーによってカールの持ちや質感がまったく違う」と感じたことはないでしょうか。これは、パイプ表面の摩擦係数と熱の立ち上がりスピードが異なるためです。
【主なプレート素材の特徴と選び方】
- チタンコーティング:熱伝導率が非常に高く、髪への密着度が高い。硬毛・剛毛でクセがつきにくい髪質でも、短時間の熱処理でしっかりとしたリッジを形成できる。
- セラミックコーティング:熱が均一に広がり、保温性に優れる。滑らかな滑り心地で髪の引っかかりを防ぐため、毎日のデイリーユースに適している。
- フッ素・特殊シルク系プレート:水分の蒸発(水蒸気爆発)を抑える最新技術が採用されており、ダメージを極限まで抑えたいブリーチ毛やハイダメージ毛に最適。
また、コテの太さで失敗しない理由としてプロが口を揃えるのが「温度設定の適切さ」です。細いコテ(19mm〜26mm)は髪に熱が集中しやすいため140℃〜160℃の低め〜中温、太いコテ(32mm〜38mm)で一度に多めの毛束を巻く場合は160℃〜180℃を目安に設定するのが、ダメージを防ぎつつカールを長持ちさせる黄金律です。決して「カールが取れやすいから」といって200℃以上の高温で長時間挟み続けるのは避けてください。