ネット上の掲示板やSNS、受験コミュニティでは「公立化で人気化したが、実際の学内環境はどうなのか」という生々しい口コミが飛び交っています。在学生や卒業生の証言、各種アンケート調査から浮かび上がる評価は、極めてはっきりとした二面性を持っています。
まずポジティブな評判として挙げられるのは、手厚い就職支援と高い内定実績です。工学部ではUBE(旧宇部興産)やトクヤマ、東ソーといった山口県内に拠点を置く素材・化学の大手メーカーをはじめ、自動車・電機関連の主要企業への就職が堅調です。大学発表のデータでも就職希望者決定率は例年98〜100%近い数値を記録しており、「理科大仕込みの実力主義教育」が産業界から一定の信頼を得ています。薬学部に関しても、総合病院や大手調剤薬局グループ、製薬メーカーの開発職などへ順調に進路を開拓しています。
一方で、ネガティブな口コミの多くは「キャンパス立地」と「進級のハードさ」に集中しています。大学が位置する山陽小野田市日の出地区は、JR小野田線の雀田(すずめだ)駅が最寄りですが、電車の運行本数は限られており、生活には自動車や原付バイクがほぼ不可欠です。繁華街や娯楽施設が周囲に乏しいため、「キラキラした都会のキャンパスライフを期待して入るとギャップに苦しむ」という声は少なくありません。裏を返せば「勉学と研究に集中せざるを得ない環境」とも言えますが、生活様式の変化に順応できる精神的自立が問われます。