主要3社の棚を見渡すと、各チェーンが明確に異なるターゲットと哲学を持ってワイン売り場を構築している事実が浮き彫りになります。
まず圧倒的な販売規模を誇るのがセブン-イレブンです。グループのシナジーを活かしたセブンイレブン ワインの評判を牽引するのは、不動のロングセラーである「ヨセミテ・ロード」。カリフォルニア州の肥沃な大地のブドウを使用したこの一本は、税抜ワンコイン台という破壊的な価格でありながら、ブラックチェリーの凝縮感とまろやかなタンニンを実現し、専門家からも「家飲みデイリーの基準点」として揺るぎない支持を得ています。
対するローソンは、傘下の高級スーパー「成城石井」の調達ネットワークを巧みに活用したプレミアム戦略が光ります。ローソン ワインの人気銘柄を象徴する「カーサ・スベルカソー」シリーズをはじめ、ヨーロッパ各国のDOC(原産地呼称)付き本格ワインや、コンビニのオーガニックワイン・酸化防止剤無添加をいち早く拡充。健康意識の高い層やナチュラルワイン愛好家の取り込みに成功しています。
そして、独自の切り口で存在感を高めているのがファミリーマートです。ファミリーマート ワインのコスパの高さは、チリの名門コノスルと共同開発したオリジナルシリーズや、週末のプチ贅沢を叶えるスパークリングの充実度に表れています。特に200ml〜300ml前後の小型ボトルやRTD感覚で飲める発泡性ワインの棚構成が秀逸で、単身世帯の夕食やアウトドア用途にジャストフィットする品揃えを誇ります。