近年、海外経由の通信網を悪用した手口は単なるワン切りにとどまらず、急速に高度化しています。警察庁が発表した特殊詐欺対策の注意喚起でも、国際電話を利用した新たな手口に対する警戒が呼びかけられています。
現在特に警戒を要するのが、「公的機関を騙る自動音声ガイダンス」です。「+1」などの番号から着信し、応答すると「総務省電波監理局です。あなたの電話は2時間後に利用停止されます」「警察庁捜査二課です。あなた名義の口座が犯罪に利用されています」といった録音音声が流れ、オペレーターを名乗る共犯者へ転送して金銭を要求する劇場型の詐欺が横行しています。
さらに、通話だけでなく「+」から始まる番号から届く迷惑SMS(スミッシング)の被害も深刻です。
- 「【国税庁】重要なお知らせ。未納の税金について至急ご確認ください」
- 「【大手宅配業者】お届け先住所が不明のため荷物を保管中。再配達はこちら」
- 「【金融機関】セキュリティ強化のためログイン設定の更新が必要です」
メッセージ内に記載されたURLをタップすると、本物そっくりに作られた偽サイト(フィッシングサイト)に誘導され、クレジットカード番号やID・パスワード、個人情報を盗み取られる被害が発生しています。送信元が国際番号であるSMSのURLは、絶対に開いてはなりません。