進路選考において多くの受験生・保護者が陥りがちな「見落としがちな盲点」について、プロのメディア視点からメスを入れます。
最大の誤解は、「専門学校のカリキュラムを真面目に受けて単位を取れば、業界に就職・デビューできる」という受動的な思い込みです。一般大学の就職活動であれば、真面目に講義を受けて一定のGPAを維持していれば、大手企業の総合職などに採用されるルートが存在します。しかし、エンターテインメント業界は「完全な成果主義・実力主義」の世界です。
ESP専門学校が提供しているのは、あくまで「プロスペックの機材」「現役プロ講師の知見」「業界オーディションや企業求人へのアクセス権」というプラットフォーム(環境)に過ぎません。授業時間外にどれだけスタジオや工房を使い倒したか、自主的にバンドや音響の現場経験を積んだか、学内にやってくる業界関係者に自分の存在を売り込めたかという「自発的なアクション」こそが決定打となります。ネット上で「何もしてくれなかった」「就職できなかった」と書き込んでいる層の多くは、この環境を「教習所」のように受け身で消費してしまった人々であるという本質を認識しなければなりません。