皇室が愛した白磁の奇跡!大倉陶園が放つ至高の美と名作の全貌

皇室が愛した白磁の奇跡!大倉陶園が放つ至高の美と名作の全貌

皇室が愛した白磁の奇跡!大倉陶園が放つ至高の美と名作の全貌の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

大倉陶園の歴史は、明治から大正にかけて日本の近代実業を牽引した大倉孫兵衛と、その長男である大倉和親の情熱から始まった。ふたりはノリタケやTOTO、日本特殊陶業などを擁する森村グループの創始者一族であり、すでに日本の陶磁器製造業を世界水準に押し上げた立役者だった。しかし、彼らの胸中には商業的な採算を度外視した「純然たる芸術的洋食器を創る」という夢が燃え盛っていた。

1919年、株式会社大倉陶園が設立される。親子の掲げた理念は明快極まりない。「良きが上にも良きものを」。利益の追求を二の次にし、原料の選定から焼成温度に至るまで、一切の手加減を排除したモノづくりがスタートした。最高品質のカオリンを惜しげもなく使い、1460度という世界でも類を見ない超高温で本焼きを行う。常識外れとも言えるこの製法への挑戦こそが、後世に語り継がれる奇跡の白磁を生み出す礎となった。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。