世界最大級の水族館として知られる海遊館の生物学・海洋生態専門チームも、この異例の事態に即座に反応した。専門家の独自解析によると、黒潮の流路変動や近年の海水温上昇が、通常であれば外洋や黒潮本流に生息するシュモクザメやドチザメ、さらには大型のイタチザメなどを湾内奥深くへと誘導した可能性があるという。
「大阪湾のような閉鎖的な水域に大型個体が進入することは稀ですが、餌となる魚群を追って河口付近まで入り込むケースはゼロではありません」と研究者は指摘する。人間を標的とした攻撃性は極めて低いものの、好奇心やパニックによる突発的な接触リスクは警戒すべきだと警鐘を鳴らしている。