メガホンを取るのは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で洗練された格闘演出と人間味あふれるドラマを両立させたデスティン・ダニエル・クレットン監督だ。クレットン監督は脚本開発の初期段階から、原作者である岸本斉史と幾度にもわたる対話を重ねてきた。
漫画表現特有の誇張表現を、いかにして実写のリアリズムと調和させるか。監督が目指すのは、表層的な忍者アクションではなく、泥臭いまでの熱量と精神性だ。岸本氏が託したヴィジョンを忠実に反映させるべく、監督自らがストーリーボードの細部にまで関与し、原作の魂を一切損なわない強固な信頼関係が築かれている。