現在の受診ルールは極めて厳格かつ明確に設計されている。原則として、地域の小児科クリニック等からの「紹介状(診療情報提供書)」がなければ、一般の外来予約を取ることはできない。もし紹介状を持たずに初診受診を強行した場合、診療費とは別に選定療養費として高額な自己負担が発生するだけでなく、当日の緊急度が極めて高いとトリアージされない限り、長時間の待機あるいは受診そのものを断られるケースすらある。これは決して門前払いではなく、重症患者の受け入れ枠を死守するための必須防壁だ。
外来の待ち時間短縮に向けた独自の予約ルートも定着を見せている。近隣医療機関が直接専用枠を確保する地域医療連携システムを通じた予約が最も迅速であり、親自身がコールセンターへ電話をかけ続けるよりも格段に早く専門外来へと繋がる。受診当日は、事前WEB問診システムを漏れなく送信しておくことで、初診受付から診察室に呼ばれるまでのタイムラグを劇的に圧縮できる。現場の看護師は「受診前のほんの数分のWEB入力が、混雑するフロアでの1時間以上の無駄な待ち時間を削る」と明かす。