寝てる時にビクッとなる現象の正体!病気サインと原因を医師目線で徹底解説

寝てる時にビクッとなる現象の正体!病気サインと原因を医師目線で徹底解説

寝てる時にビクッとなる現象の正体!病気サインと原因を医師目線で徹底解説の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

入眠の直前に手足や全身の筋肉が瞬間的に収縮して跳ね起きる現象は、医学用語で「入眠時ミオクローヌス(Hypnic jerk)」、一般的には「ジャーキング現象」と呼ばれます。これはしゃっくり(横隔膜のミオクローヌス)と同種の不随意運動であり、本人の意思とは無関係に運動神経へ急激な電気信号が走ることで引き起こされます。

人体の睡眠は、脳が活発に動いて夢を見る「レム睡眠」と、脳も身体も深く休止する「ノンレム睡眠」が交互に繰り返される構造を持っています。覚醒状態から眠りに落ちるプロセスでは、大脳皮質の活動が低下し、脳幹の網様体と呼ばれる部位から全身の筋肉に対して「脱力せよ」という抑制指令が送られます。

しかし、過度の疲労や緊張によって心身が極度の覚醒状態にあると、意識の低下スピードに対して筋肉の弛緩が追いつきません。このとき、脳が筋肉の急激な弛緩を「高い所から落下している」あるいは「身体のバランスが崩れた」と錯覚し、姿勢を立て直そうとして瞬間的に強い収縮命令を出すという脳の誤作動メカニズムが働きます。これが、落下する夢とともに身体が跳ね上がる直接的な正体です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。