グラウンドに立つ大谷龍太氏を目にして誰もがまず驚くのは、その圧倒的な体躯だ。弟・大谷翔平の193センチというサイズは広く知られているが、兄の龍太氏も187センチの長身を誇る。並び立つ姿を想像すれば、それだけで規格外のスケール感が伝わってくる。
この恵まれた体格の源流は、両親から受け継いだアスリートの血筋にある。社会人野球の三菱重工横浜でプレーした父・徹さんは182センチ、バドミントンの全国レベルで活躍した母・加代子さんも170センチ。大谷家では「無理に身体を大きくする」ための過剰なトレーニングや偏った食事指導は一切行われず、十分な睡眠とストレスのない食卓、そして自然体で身体を動かす環境が整えられていた。龍太氏のしなやかな身のこなしと強靭な骨格は、まさに大谷家の自然育成論が生み出したもう一つの傑作といえる。