この大会の起源は江戸時代中期、八代将軍徳川吉宗が催した「両国川開き」にまで遡る。大飢饉や疫病による犠牲者の慰霊と悪霊退散を祈願して打ち上げられた火花が、今日まで受け継がれる歴史の第一歩だった。
老舗中の老舗である鍵屋の系譜を継ぐ花火師たちは、江戸から続く伝統花火の粋と技法を現代に伝えている。一方で、観客を興奮の渦に巻き込むのが、音楽や光と緻密にシンクロして連続発射されるスターマインだ。日本の緻密な花火製造業が誇る職人技と最新のデジタル点火技術が融合し、一瞬に命を懸ける大輪の芸術が夜空いっぱいに花開く。