前作で見事なリズム感とダイナミックなアクションを融合させたガイ・リッチー監督の去就にも注目が集まる。独自のスタイリッシュな映像美でディズニー作品に新風を吹き込んだ名匠は、続編に対しても極めて前向きな姿勢を崩していない。彼の卓越した演出力こそが、このファンタジー世界に現実味と躍動感を与えていた。
脚本のインスピレーション源として浮上しているのが、膨大なエピソードを内包する『千夜一夜物語』の伝承群だ。アニメ版の続編『ジャファーの逆襲』をそのままなぞるのではなく、オリジナルの民話が持つエキゾチックでダークな冒険譚のエッセンスを大胆に取り入れる構想が進んでいる。砂漠の果てに眠る未知の古代都市や、失われた秘宝を巡る大冒険が構想されており、前作を遥かに凌駕するスケール感が描かれる見込みだ。