大相撲において、部屋運営の屋台骨となるのが後援会組織です。そもそも大相撲の部屋後援会の仕組みは、親方や力士の日々の稽古環境、食費(ちゃんこ代)、地方巡業や本場所中の移動・宿泊費などを寄付や会費を通じて支える伝統的な支援基盤を指します。
強豪として知られる伊勢ヶ濱部屋の後援会組織は、東京を中心とする総本部のほか、大阪、名古屋、福岡の本場所開催地ごとに支部・後援会が組織されています。伊勢ヶ濱部屋の後援会長の名前や歴代トップには、医療法人グループの理事長、建設・エネルギー関連の重鎮企業トップ、地元自治体と密接な経済界の重鎮たちが名を連ねてきました。
伊勢ヶ濱部屋の歴代タニマチを紐解くと、古くから親交の深い財界人や、師匠の現役時代からの熱心な支援者が代々引き継いできた歴史があります。単なる資金援助にとどまらず、力士たちの将来的な独立や引退後のキャリア支援まで見据えた強固な信頼関係で結ばれている点が、他の相撲部屋と比べても特筆すべき特徴です。