東京23区内の民間マンションの平均家賃は上昇の一途をたどっている。額面給与が上がらない中で、固定費を削る最善策として「都営住宅」が選択肢に入るのは自然な流れだ。特に2DKという間取りは、単身者から若いカップル、小さな子どものいるファミリーまで幅広くカバーできる絶妙なサイズ感である。
しかし、当選の喜びも束の間、内覧に訪れた人々を待ち受けるのは、コンクリート剥き出しの壁や、年季の入った茶色い畳、そして昭和の香りが色濃く残る配管類だ。「安く住めるのはありがたいが、この内装で暮らすのはテンションが下がる」という本音に対し、今の世代は「自分たちで作り変える」というアプローチで回答を出している。