線の扱いに自信がない初心者でも、段階を踏むことで確実にクオリティを高められる。従来のアニメ・マンガ技法を基盤にした実用的な作画プロセスは至ってシンプルだ。最初から細部を描き込まず、シルエットから順を追って組み立てるアプローチが上達の近道となる。
ステップ1では、頭部の素体の上に「前髪のベースライン」を薄い色でアタリとして取る。ステップ2で、前述した「大・中・小」のブロック分けを行い、髪の重なり合いを確定させる。ステップ3で清書に入り、毛先に向かってペン圧を抜く流れるような線画を引いていく。そしてステップ4のデジタルペインティング工程において、影とハイライトを落とし込む。この4ステップを徹底するだけで、迷い線が減り、驚くほどまとまりのある前髪が完成する。