ネット上の掲示板やSNSの一部では、デビュー曲のインパクトがあまりに強烈だったことから、ツイストを「あんたのバラードの一発屋」と誤認する声が散見されます。しかし、客観的な記録とデータに照らし合わせれば、この言説が完全な誤解であることは明白です。
前述のデータテーブルの通り、彼らは2ndシングル『宿無し』でオリコン3位、3rdシングル『銃爪』では1978年のオリコン年間シングルチャート1位という金字塔を打ち立てています。日本のロックバンドが年間チャートの頂点に立ったのは史上初の快挙であり、さらに1stアルバム『世良公則&ツイスト』もオリコンアルバムチャートで1位を獲得しました。
では、なぜこれほどの成功を収めたバンドがわずか数年で活動にピリオドを打ったのでしょうか。当時のインタビューや手記によると、過酷を極めたツアースケジュールやメディア出演への葛藤、そして「アイドル的熱狂」と「純粋なロックへの探求心」との間で生じた音楽的ギャップが要因であったと語られています。短期間にすべてのエネルギーを注ぎ込み、燃え尽きるように疾走したからこそ、彼らの残した楽曲は今もなお純度の高い輝きを放ち続けているのです。