ネット上のQ&AやSNSでは、「貸切バスは直前でも簡単にキャンセルできる」「どこでも自由に乗り降りできる」といった誤認が散見されます。トラブルを防ぐために知っておくべき決定的なルールを整理します。
第1の盲点は、キャンセル料(違約料)の発生タイミングです。貸切バスの運送約款に基づき、利用者の都合による契約解除には以下の通り所定の手数料が発生します。
- 配車日の14日前〜8日前まで:所定運賃・料金の20%
- 配車日の7日前〜2日前まで:所定運賃・料金の30%
- 配車日の前日:所定運賃・料金の50%
- 配車日の当日:所定運賃・料金の100%
第2の盲点は「乗務員の労働時間制限」です。法令により、運転手1名の拘束時間は原則1日13時間以内、連続運転時間は4時間以内(4時間ごとに合計30分以上の休憩)と定められています。無理な行程を詰め込むと、2マン運行(運転手2名体制)が必要となり、料金が大幅に跳ね上がるか、運行自体を引き受けてもらえない場合があります。行程計画はゆとりを持って設計することが大切です。