「絵心がないから無理」と思い込んでいる方の多くは、鳥の骨格や羽の重なりをそのまま写実的に描こうとして挫折しています。簡単かわいいイラスト手書きの鉄則は、徹底した「記号化とデフォルメ」です。
プロのイラストレーターが実践する基本の鳥イラスト書き方は、以下のわずか3ステップで完結します。
ステップ1:ベースの輪郭を描く
きれいな真円を目指す必要はありません。少し下ぶくれの「しずく型」または「おだんご型」を意識して一筆で描きます。頭と胴体を分けずにひとまとめのフォルムにすることが、鳥イラストをゆるい雰囲気に仕上げる最大の秘訣です。
ステップ2:中央よりやや下に「目」と「くちばし」を配置する
初心者が最も陥りやすい失敗が「顔のパーツを上寄りに描いてしまうこと」です。幼児性フォルム(ベビーシェマ)の心理的効果を活用し、輪郭の中心線よりも下側1/3のエリアに小さな点(目)と小さな三角形(くちばし)を近接して配置します。これだけで一気に愛らしさが際立ちます。
ステップ3:小さな羽と足(または尾羽)をちょこんと足す
体の側面に小さな半円や「く」の字で羽を描き、下部に細い2本線を引いて足を添えます。あえて足を省略して止まり木やお腹の丸みだけを強調するのも、シンプルで洗練された印象を与えるテクニックです。