かつてコンビニエンスストアの屋根越しに富士山を撮影するスポットなどで過度な混雑やマナー違反が社会問題化したが、現在は自治体主導で「分散型ビューポイント」の整備が急速に進んでいる。河口湖畔や富士吉田市内の旧市街地だけでなく、少し離れた山中湖畔や本栖湖、さらには高台の展望デッキなどへの誘客が成功を収めつつある。
各ビュースポットには、リアルタイムの視界状況を表示するデジタルサイネージが設置され、混雑度と見えやすさの双方を考慮した「穴場スポット」への誘導が行われている。一箇所に集中的に人が押し寄せる時代は終わり、データに基づいて最適な撮影場所を選択するスタイルが定着した。