今日の空の動きを支えるインフラも、急速な進化を遂げている。地域医療の最前線を走るドクターヘリ導入支援プロジェクトにより、救急医療用のヘリが都市部・地方問わず日常的に離着陸を繰り返すようになった。重篤患者の搬送時には病院屋上や学校のグラウンドなどを臨時ヘリポートとして活用するため、住宅街の極めて低い高度を飛行することもある。
こうした無数のヘリや航空機が錯綜する日本の空を陰で統制しているのが、航空路監視レーダー(ARSR)整備計画に基づく最新鋭の監視ネットワークだ。低高度を飛ぶ回転翼機の航跡も高精度で捉え、ニアミスを防ぐ管制体制が敷かれている。
国土交通大臣が管轄する航空管制システムのアップデートや、進化を続ける航空・ヘリコプター産業の技術革新によって、私たちの頭上の安全性は24時間体制で厳格に維持されているのだ。