結論から申し上げますと、親権なしのバツイチ子持ち男性は十分に恋愛・再婚対象となり得ます。一度家庭を築いた経験から、女性への気配りが行き届いており、独身貴族特有の自己中心的なこだわりが薄く、穏やかな包容力を持つ男性が多いのは紛れもない強みです。厚生労働省が公表する人口動態統計の推移を追うと、婚姻件数全体に占める「再婚(いずれか一方または双方が再婚)」の割合は2020年代半ば以降も約4組に1組(25%強)の高水準を維持しており、バツイチ男性との再婚自体は完全に一般的な選択肢として社会に定着しています。
一方で、手放しで歓迎できない理由は、「子どもと同居していない=独身と同じ」という誤解から生じるギャップにあります。親権がないからといって、父親としての血縁関係や扶養責任が消去されるわけではありません。給与明細から毎月天引きされるように消えていく養育費、休日に設定される面会交流、前妻からの突発的な連絡など、彼が過去に築いた家族の残影は、新生活の随所に必ず影を落とします。この事実を「過去の傷」として美化するのではなく、「継続中の法的・経済的契約」として受け止められるかどうかが、最初の分かれ道となります。