畜ペンとは?つば九郎が畜生ペンギンと呼ばれる由来と過激芸の真相

畜ペンとは?つば九郎が畜生ペンギンと呼ばれる由来と過激芸の真相

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プロ野球のオフシーズンにおける風物詩といえば、選手の契約更改ですが、マスコットでありながら毎年スポーツ紙の1面を飾るのがつば九郎の「銭闘(年俸交渉)」です。球団幹部を相手取り、保留や直談判を繰り返す姿は、まさに生々しい大人の世界そのものです。

1994年のマスコットデビュー当初は微々たる待遇だったものの、人気の上昇とともに契約内容は年々エスカレートしていきました。過去には「年俸3万円+ヤクルト製品飲み放題」という破格の(かつシュールな)条件で契約を結んだかと思えば、オフの更改では「インフレにたいおうしていない」「やくると1000を じゆうに のませろ」と徹底抗戦。提示額に納得せず契約更改で保留を連発し、会見場を飛び出すパフォーマンスは毎年のお約束としてファンの爆笑をさらってきました。

さらに球界を騒然とさせたのが、過去2回にわたるつば九郎のFA(フリーエージェント)宣言です。2012年オフ、マスコット界史上初となるFA宣言を行うと、球界内外から22社以上もの獲得オファーが殺到しました。一般企業から警視庁、プロレス団体に至るまでが名乗りを上げ、条件として「ビール飲み放題」「都内一等地の巣箱提供」などが提示される社会現象となりました。最終的には「ヤクルト愛」を理由に残留を決断しましたが、2021年オフにも再びFA宣言を強行。この際も他球団や各種メディアを巻き込んだ大争奪戦へと発展し、最終的に「年俸5万円+ヤクルト1000飲み放題」という条件で残留合意に達しました。

こうした契約トラブルや移籍騒動をプロレス的なエンターテインメントとして昇華させ、オフのプロ野球ニュースの主役に躍り出るプロデュース能力の高さこそ、畜ペンが長年一線で生き残り続ける最大の理由です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。