インターネット上のファッション情報には、長年信じ込まれてきたものの、現代のトレンドや実態に即していない誤解が散見されます。それらの神話を検証し、是正します。
第1の誤解は、「白スニーカーを選べば絶対に失敗しない」という思い込みです。「白スニーカー=万能」という定説は根強いですが、ボリュームがありすぎるオール白のスニーカーを色の濃いスキニーやテーパードに合わせると、靴だけが浮き上がって見え、足元が巨大化して見えます。白を選ぶなら、アッパーにスエードの切り替えがあるものや、少しグレーやオフホワイトが混ざったニュアンスカラーを選ぶのが現代の洗練された手法です。
第2の誤解は、「ヒールが高ければ高いほど脚が長く見えてスタイルが良くなる」という幻想です。確かに物理的なヒール高は脚の長さを延長しますが、カジュアルなデニムに対して8cm以上の細身ピンヒールを合わせると、一昔前のパーティー帰りのような「頑張りすぎ感(オーバードレッシー)」が漂ってしまいます。現在のデニムスタイルで最も美しく見えるのは、3〜5cmのチャンキーヒールや、キトゥンヒール(低めの華奢なヒール)です。適度な脱力感を残すことこそが、現代的な垢抜けの秘訣です。