超特急というグループの構造的特徴は、前方に配置されるダンサーが楽曲ごとに主役(センター)を交代し、後方からボーカルが歌声で支えるというシステムにあります。「My Buddy」における最大のトピックは、当時クールな佇まいと端正なビジュアルで人気を集めていた4号車・タクヤ(草川拓弥)が初めてセンターを務めた点にありました。従来のセンター像とは異なる、柔らかくキュートな表情を前面に押し出したタクヤのパフォーマンスは、グループの表現の幅を一気に押し広げました。
リリースから現在に至るまでの変遷を振り返ると、ボーカル体制の変化に伴い、楽曲の音像やパート割りは劇的な進化を遂げています。発売当初のオリジナル版、タカシの単独ボーカル期、そして2022年の新メンバー加入を経て完成した現行9人体制の比較データを整理しました。
現在の「My Buddy (Re-ver.)」では、タカシの伸びやかな高音にシューヤのソウルフルな中低音が美しく重なり、Aメロ・Bメロの掛け合いからサビのユニゾンに至るまで、極めて安定したボーカルワークが展開されています。ダンサー陣も新メンバー(マサヒロ、アロハ、ハル)が加わったことで群舞としてのダイナミズムが飛躍的に向上し、タクヤを中心とするフォーメーションの華やかさがより一層際立つ構成へと進化を遂げました。