オーディオ専門店での実機試聴レビューや、SNS・知恵袋等に寄せられる生の声を集約すると、ワイヤレスの利便性に満足しつつも、音質と遅延に対するリアルな意見が見えてきます。
「通勤中は一度完全ワイヤレスを使うとコードの煩わしさには戻れない」という声が大多数を占める一方で、音ゲーユーザーや動画編集者、楽器演奏者からは「どれほど低遅延モードを謳っていても、コンマ数秒のズレが致命傷になる」という指摘が根強く存在します。
有線イヤホンの音質比較を行うと、同価格帯であれば圧倒的に有線イヤホンが優位に立ちます。ワイヤレスイヤホンは価格の中に「通信チップ」「バッテリー」「DAC・アンプ回路」「マイク」のコストが含まれますが、有線イヤホンはその製造コストのほぼ全てを「ドライバーの品質」と「音響ハウジングの設計」に投入できるためです。電気信号をロスなく直接振動板へ伝えるため、音の立ち上がり速度(トランジェント特性)や微細な空気感の描写力において、依然として有線イヤホンが確固たるアドバンテージを保っています。