オキシ漬けや重曹を試しても落ちない斑点状の黒ずみや、カチカチに硬化した黒ずみには、より専門的な薬剤の投入が必要です。ただし、ここで注意したいのが洗剤の混触事故を防ぐための使い分けです。
ポツポツとした黒カビが原因の場合は、カビキラーや泡ハイターといった塩素系漂白剤を使用します。水気をしっかり拭き取った床に吹きかけ、ラップで覆って15分ほど密着させる「塩素系漂白剤パック」を行うことで、ゴムのような溝の奥まで薬剤が浸透し、黒カビの根を死滅させます。
一方で、表面がザラザラして白や黒のまだら模様になっている頑固な黒ずみは、水垢がベースになっている可能性が高い状態です。この場合は、弱酸性のクエン酸水パックや、最終手段として酸性洗剤(サンポールなど)を薄めて短時間塗布する方法が検討されます。酸がミネラル分を溶かし、固着を緩めてくれます。
【危険防止のための重要警告】塩素系漂白剤と酸性洗剤(サンポールやクエン酸)は、絶対に同じ日に混ぜて使わないでください。有毒な塩素ガスが発生し、命に関わる事故につながります。別々の洗剤を試す場合は、必ず十分に換気を行い、最低でも1日以上間隔を空けて作業してください。