SNSや料理コミュニティにおける数千件の投稿を定性分析すると、炊飯器調理に対する熱狂的な支持と、同時にいくつかのつまずきポイントが浮き彫りになっています。
絶賛されている要素の筆頭は「圧倒的な手間の少なさと再現性の高さ」です。「子どもが小さいのでコンロの火を使わずに煮込みができるのは神」「帰宅後にお釜をセットしてお風呂に入っている間に完成する」といった、共働き世帯や育児世代からの支持が際立ちます。特に「普段は硬くて肉を残す子どもが、骨から肉がするっと取れるので喜んで完食した」という声が多く見られます。
一方で、失敗談として散見されるのが「照りが足りずタレがシャバシャバになってしまった」「翌朝のご飯に煮物の匂いが移ってしまった」というトラブルです。炊飯器は水分が蒸発しにくいため、鍋のように「煮詰めて煮汁を絡める」ことができません。このギャップを埋めるためには、炊飯後に保温状態で15〜30分置いて味を落ち着かせるか、煮汁だけを小鍋に移して1分ほど煮詰めてから回しかけるといった現場のひと工夫が有効です。