ネット上の掲示板やSNSで「白髪染めシャンプーは染まらない」という口コミ・評判が書き込まれる最大の理由は、一般的な酸化染毛剤(アルカリ性ヘアカラー)との仕組みの違いを誤解している点にあります。一般的な白髪染めは、アルカリ剤でキューティクルを無理やり開き、内部にジアミン系染料を浸透させて脱色と染色を同時に行います。そのため、1回で確実に真っ黒や濃い茶色に染まりますが、髪や頭皮へのダメージは避けられません。
対して白髪染めシャンプーは、ジアミンフリー カラーシャンプーとして設計されているものが大半です。分子の小さい「HC染料」がキューティクルの隙間に入り込み、プラスの電荷を持つ「塩基性染料」が髪表面のマイナスイオンと結合して吸着します。さらにクチナシやウコンなどの天然植物色素が重なることで、洗髪を重ねるごとに徐々に色調が深まります。
つまり、1回で劇的な変化を期待すると「染まらない」と感じてしまいますが、連続して7日〜10日ほど使い続けることで、白髪が自然なグレーからダークブラウンへと馴染んでいきます。キューティクルを傷つけずに着色するため、髪のハリやコシを保ちながらアレルギーリスクを最小限に抑えられる点が、このヘアケアの真価です。