Kのダンスが高く評価される理由は、単に手足が長いからではありません。むしろダンス界において「長身で手足が長いこと」は、コントロールが難しく動作が遅れやすいという重大なデメリットを孕んでいます。Kはその身体的ハンディキャップを、独自の身体操作と体幹力で見事に武器へと転換しています。
第一に、ブレない重心移動と体幹の強さです。駅伝ランナーとして鍛え上げられたインナーマッスルと足腰の粘りが、激しいフォーメーションチェンジや緩急の激しいステップでも上半身の軸をミリ単位で安定させます。
第二に、指先から視線まで計算されたアーティスティックな表現力です。Kのダンスは単なる正確なトレースにとどまらず、楽曲の歌詞や世界観を全身で物語るドラマ性を持ちます。緩急のつけ方(アイソレーションと脱力)が極めて巧みであり、激しいビートの中でも一瞬の「静寂」を美しく魅せることができる点が、プロの振付師たちからも絶賛される要因です。
グループのセンターにKが立つことで、フォーメーション全体に奥行きと立体感が生まれ、&TEAMの代名詞である「一糸乱れぬシンクロダンス」に圧倒的な説得力が付与されているのです。