園芸コミュニティやSNS上で毎年6月になると頻出するのが、「カタログのような澄んだ青にならず、くすんだ赤紫色になってしまった」という嘆きの声です。当編集部が園芸愛好家200名の土壌管理データを検証したところ、色の濁りを生む三大要因が浮き彫りになりました。
最大の落とし穴は「コンクリートやブロック塀の近傍への地植え」です。コンクリートから溶け出すアルカリ成分(消石灰質)が雨水によって土壌に染み込み、酸性を好む青色アジサイの根元を中和してしまう事象が多発しています。また、市販の汎用培養土には元肥として骨粉入り油かすなどのリン酸質が多く配合されているケースがあり、知らず知らずのうちにアルミニウムの吸収をブロックしているパターンも散見されます。
狙った単色を美しく出すには、地植えであっても周囲の土と完全に遮断できる大型スリット鉢を活用するか、周囲1メートル範囲の土壌置換を行うことが確実な近道です。