フックを付けたまま洗濯機を回す前に、絶対に知っておくべき禁忌事項が存在します。軽微な生地のほつれ程度ならまだしも、最悪の場合は洗濯機の買い替えや高額な修理費用に発展するため、以下の3点は必ず確認してください。
1. 金属製フックの付けっぱなし(洗濯槽の破損・漏電の危険)
築年数の経った住宅やオーダーカーテンの一部には、金属(スチールや真鍮)製のフックが使用されている場合があります。金属製フックを付けたままの洗濯機洗浄は絶対に避けてください。回転時に洗濯槽のステンレス表面を深く削り取るだけでなく、脱水時の強烈な遠心力でフックが外れて外槽との隙間に挟まり、モーターロックや排水パイプの破損、さらには水漏れ事故を引き起こす原因になります。金属フックの場合は例外なくすべて手作業で取り外す必要があります。
2. 樹脂の経年劣化を見落としたままの洗浄
近年の主流であるプラスチック製(ポリアセタール等)のアジャスターフック洗濯対応であっても、設置から5年以上が経過している場合は注意が必要です。カーテンレールに掛かっているフックは、窓際で日々強力な紫外線と結露に晒されています。目視では問題なさそうに見えても、紫外線劣化でプラスチックの油分が抜け、手で少し曲げただけで「パキッ」と折れる状態になっていることがあります。洗濯機内で粉々に砕け散ると、鋭利な破片が生地を切り裂く凶器へと変わってしまいます。
3. 通常コースでの「強脱水」
全自動洗濯機の「標準コース」で回してしまうと、7分〜10分前後の高速回転脱水が行われます。この時に発生する強力なG(重力加速度)によって、カーテン上部の芯地とフックに凄まじい負荷がかかり、カーテンフック外さない洗濯機故障リスクが一気に跳ね上がります。脱水設定は「30秒から最長でも1分」に手動設定することが防護の生命線です。