動物病院の診察現場やSNS上のコミュニティでは、りんごに関連する事故や相談が定期的に報告されています。ネット上で「シャキシャキ食べて可愛い」というショート動画が拡散される裏で、現場では以下のような生々しいトラブルが起きています。
都内の動物医療センターに勤務する獣医師の証言によると、「最も多い緊急搬送は、人間が食べかけたりんごの芯をゴミ箱から漁って飲み込んだ誤飲事故」だといいます。特にラブラドール・レトリーバーや柴犬など食欲旺盛な犬種で多発しており、夜間に催吐処置や内視鏡摘出を行う事例が毎年発生しています。
また、盲点になりやすいのが犬のりんごアレルギー症状の発症です。りんごはバラ科の植物であり、シラカバやハンノキなどの花粉アレルギーを持つ犬が摂取した場合、「口腔アレルギー症候群(OAS)」を発症することがあります。
実際の飼い主からは「りんごをひとかけら食べた直後から口周りを激しく前足で掻きむしり、目の周囲が真っ赤に腫れ上がった」「全身にじんましんが出て激しい呼吸を始めた」といった切迫した体験談が寄せられています。アレルギーは一度の発症でアナフィラキシーショックに至る恐れもあるため、初期のわずかな異変を見逃してはなりません。