憧れだけで足を踏み入れて後悔しないために、どのような人物が司書というキャリアに適性を持つのか、客観的な判断基準を提示します。
司書を目指すべき人(適性が高い人)
- 知的好奇心が旺盛で、調べもの(情報探索)そのものに快感を覚える人:自分の興味がない分野の質問であっても、適切なデータベースや参考文献を粘り強く掘り起こせるレファレンス適性がある人。
- 接客やコミュニケーションを苦にしない人:図書館は「本」ではなく「人」を相手にする公共施設です。老若男女、時には気難しい利用者に対しても丁寧で柔軟な傾聴姿勢を崩さない対人スキルを持つ人。
- 複線的なライフプランを設計できる人:配偶者の扶養内での勤務を希望している、実家暮らしで住居費がかからない、あるいは副業・フリーランスの収入源を持ちながら文化的な仕事に携わりたい人。
- DXやITリテラシーに強い関心がある人:オープンデータやデジタルアーカイブ、情報検索システムなどの新しい技術を柔軟に学び続けられる人。
慎重になるべき人(おすすめできない人)
- 静かな環境で黙々と読書や事務作業だけをしていたい人:現場は肉体労働と対人対応が中心であり、イメージとのギャップに耐えられなくなる可能性が極めて高いです。
- 20代・30代で完全自立し、世帯主として高い年収(450万円以上)を稼ぎたい人:公務員試験の超難関を突破できない限り、初任給手取り15万〜18万円前後の非正規スパイラルに陥り、生活設計が破綻するリスクがあります。
- 新しいITツールの導入や業務改革に抵抗感がある人:旧来型の紙の目録カードや貸出カードの時代は完全に終わりました。デジタル化を拒絶する姿勢では、今後の図書館現場で居場所を失います。