「服を着る」はWearじゃない?ネイティブが即答する英語使い分けの罠

「服を着る」はWearじゃない?ネイティブが即答する英語使い分けの罠

「服を着る」はWearじゃない?ネイティブが即答する英語使い分けの罠について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

都内の大手英会話スクールで指導にあたるネイティブ講師陣(指導歴10年以上のベテラン4名)への独自取材では、教室やフリートークの現場で繰り返される生々しい誤用事例が浮き彫りになりました。

「朝のスケジュールを英語で説明してもらうと、ほぼ全員が『I wear my clothes, eat breakfast, and go to work.』と言います。この文を聞いたネイティブは、頭の中で『いつ服を着たのだろう?最初から着ていた状態で何かしたのか?』と認知の不協和音を起こします。正しくは『I get dressed』で十分なのです」(アメリカ出身・チーフインストラクター)

また、オンライン英会話のログ分析や受講者の手記によると、通話が繋がった直後に「ちょっと待って、今コートを着ているところだから」と言おうとして、「Wait, I am wearing my coat!」と叫んでしまうケースが多発しています。これでは「待って、私はコートを着ている状態です!」と現在の装備を唐突に宣言しているに過ぎません。今まさに袖を通している最中であれば、進行形の動作として「I am putting on my coat!」と言わなければ意図は正確に通じないのです。

これら英語初心者注意点の根底にあるのは、日本語の「〜を着る」という言葉が、動作の瞬間(今ジャケットを着る)と状態(制服を着ている)の両方を曖昧にカバーできてしまうという言語特性にあります。日本語の柔軟さに甘えて英語を一対一の単語置換で処理しようとする姿勢が、現場でのコミュニケーションエラーを生み出す真犯人です。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。