髪質改善と縮毛矯正の違いとは?どっちを選ぶべきかプロが徹底解剖

髪質改善と縮毛矯正の違いとは?どっちを選ぶべきかプロが徹底解剖

髪質改善と縮毛矯正の違いとは?どっちを選ぶべきかプロが徹底解剖とはどのようなものなのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

近年のハイトーンカラーブームに伴い、「ブリーチ毛に縮毛矯正はできるのか」という相談が急増しています。結論から言えば、一般的なアルカリ縮毛矯正をブリーチ毛に施術することは絶対不可(即座に断毛・ビビリ毛化)です。ただし、毛髪内部のシスチン結合が残存している状態であれば、「酸性ストレート」という領域で対応可能なケースがあります。

酸性ストレートは、毛髪の等電点(弱酸性領域)に近いpHで作用する還元剤(GMTやスピエラなど)を用いることで、キューティクルを過剰に膨潤させずにクセを伸ばす技術です。しかし、髪の体力が限界を迎えている場合は酸性ストレートすら耐えられません。そこで重要になるのが、カラーやブリーチとの併用における「施術の順番」です。

モアコスメティックスが公開した技術指針でも明記されている通り、「縮毛矯正が先、ヘアカラーは最低2週間〜1ヶ月空けて後」が毛髪科学上の鉄則です。先にカラーを入れてしまうと、縮毛矯正の薬剤と高温アイロンの熱によって染料が熱酸化・褪色し、髪色が著しく変色してしまいます。さらに、髪質改善と縮毛矯正を併用したい場合は、まず縮毛矯正で骨格(うねり)を整え、日々のホームケアや数ヶ月後のサロンケアとして保湿系髪質改善を組み込むのが、過収斂トラブルを防ぐ最短ルートです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。