ヒアルロン酸注入の失敗例として、ネット上や週刊誌で特に指摘されやすいのが「ほうれい線」と「涙袋」の2大パーツです。加齢によるたるみを目立たなくさせようとするあまり、特定部位だけに過度な充填を行うと、顔全体の黄金比が瞬時に崩壊します。
ほうれい線の過剰注入が生む「猿顔・ゴリラ顔」のトラップ
深く刻まれた溝を平坦にしようと、短期間で高濃度のヒアルロン酸を注入し続けると、鼻翼基部(小鼻の脇)が前方へ異常に突出し、口元全体が前に突き出たように見えてしまいます。これがネット上でしばしば「ゴリラ顔」「猿顔」と揶揄される状態です。本来、ほうれい線の原因は頬全体の脂肪下垂(中顔面のたるみ)にあるため、溝だけを埋めても根本的な解決にはならず、むしろ笑った際に不自然な段差や硬いしこりが生じてしまいます。
涙袋ヒアルロン酸の不自然さと「チンダル現象」
目元を強調して可愛らしさを演出する涙袋形成も、芸能界で極端な事例が目立ちます。皮膚が極めて薄い下まぶたに多量の製剤を注入すると、目元にナメクジが張り付いたような重々しい膨らみが形成されます。さらに、皮膚直下の浅い層に注入されたヒアルロン酸が光を散乱させ、青黒く透けて見えてしまう「チンダル現象」が発生し、慢性的なクマのような不健康な印象を与えてしまうケースも頻発しています。