安全に結果を出すための絶対条件は、「皮膚を決して滑らせず、こすらないこと」です。指の腹で摩擦を起こすのではなく、皮膚の奥にある骨の縁や筋肉の付着部に圧をかけるアプローチを採用します。滑りをよくするためのアイクリームや低刺激フェイスオイルの塗布は必須です。
まずは、滞った老廃物を排出するためのルートを開通させる、東洋医学と解剖学を融合したツボ押しからスタートします。
【まぶたのむくみ取りに直結する3大ツボ】
1. 攅竹(さんちく):眉頭の内側のくぼみ。親指の腹を上向きに当て、頭の重みを利用してじんわりと押し上げるように5秒キープ。眼精疲労とまぶたの重さの解消に直結します。
2. 魚腰(ぎょよう):眉毛の中央のわずかなくぼみ。人差し指の第2関節などで垂直に心地よい圧をかけ、前頭筋のこわばりを解放します。
3. 承泣(しょうきゅう):黒目の真下、目の下の骨のフチにあるくぼみ。中指の腹で骨のキワを真下に向かって優しく押し、目の下のクマ・むくみを排出させます。
【摩擦ゼロ・目の周りのリンパマッサージ手順】
ツボ刺激の後は、回収した水分を中枢リンパ節へ送り出すステップへ移行します。
ステップ1(眉弓骨のプッシュ):親指と人差し指で眉の上下を挟み、眉頭から眉尻に向かって3カ所に分けて「ぎゅっ」と挟んで離す動作を往復。皮膚を引っ張るのではなく、奥の筋組織を骨に押し当てる感覚を保ちます。
ステップ2(こめかみへの誘導):薬指の腹を使い、目頭から下まぶたの骨のキワを通り、こめかみ(太陽のツボ)に向かって羽が触れる程度の超微圧でリンパ液を誘導します。
ステップ3(最終排出口へのドレナージュ):こめかみに集まった老廃物を、耳の前後(耳介周囲リンパ節)を経由して首の横(胸鎖乳突筋)沿いに撫で下ろし、鎖骨のくぼみ(左鎖骨下静脈角)へと流し落とします。左右各3回繰り返すだけで、目の奥の重だるさが軽快します。