保育園や児童館で圧倒的な支持を集め続ける、音の出る伝承折り紙の中から、難易度と爽快感の異なる3つの傑作をピックアップしました。手順ごとの要点を押さえることで、年少児から小学生までストレスなく完成させられます。
1. 豪快な破裂音を響かせる「紙鉄砲」の折り方
紙鉄砲には「単発式(1つの袋)」と「連発式(2つの袋)」が存在しますが、初心者が最も失敗しにくく大音量を得られるのは単発式です。
① 長方形の紙(新聞紙半分またはA4用紙)を横長に置き、左右の端を合わせて中心に縦の折り筋をつけて開きます。
② 四隅の角を、中心線に沿って三角に折ります(両端が尖った六角形の状態になります)。
③ その状態のまま、上下の辺を中心線に合わせて谷折りします。
④ 全体を真ん中で横半分に折り、細長い台形のような形にします。
⑤ 左右の角を上に持ち上げるように斜めに折り上げ、四角形(ひし形)のブロックを2つ作ります。
⑥ 最後に中心線で外側に山折りし、両翼の間に「飛び出す袋(三角のヒダ)」が挟まれた三角形を作れば完成です。
2. 指先で弾いてスナップ音を鳴らす「パッチンカメラ」の折り方
正方形の折り紙1枚で製作でき、カメラのシャッターを切るように指先でパチンと弾いて遊ぶギミック折り紙です。
① 折り紙の縦横・対角線に十字とエックス字の折り筋をつけます。
② 四つの角を中心に向けて折る「座布団折り」を表面で1回行います。
③ 裏返して、再び四つの角を中心に向けて折ります。
④ もう一度裏返し、同様に四つの角を中心に向けて折ります(計3回の座布団折り)。
⑤ 裏返して、向かい合う2つの四角いポケットを開いて船のような形(双胴船)に押し広げます。
⑥ 残った上下のパーツを組み合わせ、中央のロック部分を指で左右から挟み込むようにスライドさせると、引っかかりが外れる瞬間に「パチン!」と小気味よい音が鳴り、レンズ部分が飛び出します。
3. パチパチ手元でカスタネットのように響く「カラスの口パク」
折り上がった造形を背後から指でつまむことで、くちばしが上下にパクパクと動き、「パチパチ」と軽快な接触音を奏でる作品です。人形劇のパペットとしても親しまれています。
① 三角形に半分に折り、さらに半分に折って小さな三角形を作ります。
② 片方の袋を開いて四角形に潰し、裏側も同様に潰して正方形にします。
③ 左右の角を中心線に合わせて折り、上部の三角も手前に折って折り筋をつけてから、全体をひし形に引き伸ばす「鶴の基本形」の途中まで進めます。
④ 下半分に分かれている2本の足を、左右に斜めに引き出して折り上げます。
⑤ 中央のひし形部分を縦に軽く割り、背面のヒダを両手の人差し指と親指でつまんで前後に動かすと、くちばしが開閉してパチパチと音を刻みます。