びわ茶自作における最大のハードルであり、仕上がりの喉ごしを決定づけるのがびわの葉の産毛取りです。びわの葉の裏面には、ビロード状の微細な茶色い繊毛(毛)が密生しています。これを残したまま茶にすると、喉の粘膜をチクチクと刺激し、激しい咳き込みや不快なイガイガ感を引き起こします。 プロが実践する最も効率的な裏技は、「熱湯での軽いくぐらせ」と「タワシ・硬めの歯ブラシの併用」です。
- 水洗い:流水で表面の泥やホコリを落とす。
- 熱湯くぐらし(裏技):大きめの鍋やボウルに沸騰した湯を用意し、葉を約5〜10秒ほどサッと浸して冷水に取る。熱によって毛の根本が緩み、劇的に剥離しやすくなる。
- ブラッシング:葉をまな板などの平らな場所に置き、葉脈に沿って硬めのナイロンブラシや亀の子タワシで強めに擦り落とす。
- 最終確認:裏面の茶色い毛が完全に落ち、白っぽい緑色の表皮が見える状態まで洗い流す。
風味を凝縮させる「びわの葉の乾燥方法」の最適解
産毛を除去した葉は、清潔な布巾で水気を完全に拭き取り、ハサミで幅5ミリ〜1センチ前後の短冊状に刻みます。刻んでから乾燥させることで内部の水分が均一に蒸発し、乾燥ムラを防げます。 びわの葉の乾燥方法には大きく分けて「天日干し」と「室内陰干し」がありますが、最もおすすめなのは晴天時の天日干し(2〜3日間)です。紫外線に当てることで青臭さが抜け、芳醇な茶葉へと変化します。ザルや干し網に重ならないよう広げ、指でパキッと小気味よい音を立てて割れるレベルまで完全に水分を飛ばしてください。雨天が続く場合は、仕上げに電子レンジ(600Wで20秒ずつ様子を見ながら加熱)や食品乾燥機を活用するのも有効なリカバー策です。