夜間や出先で修理工場が閉まっている場合、一刻の猶予もありません。朝を迎える前に実行すべきブレーキランプ消えない応急処置と確実なバッテリー上がり防止策には、難易度別に以下の3つのアプローチがあります。
【処置法1】ストッパーの穴に硬貨を貼り付ける(最も推奨)
ペダルの根元を覗き込み、粉砕して穴が開いてしまったペダルアームの金属面に、ガムテープやビニールテープを用いて1円玉や10円玉を2〜3枚重ねて貼り付ける方法です。コインの厚みが失われたゴムクッションの代わりを果たし、ペダルを戻した際にスイッチを正常に押し込みます。数分で作業でき、部品が届くまでの仮復旧として極めて有効です。
【処置法2】ヒューズボックスから「STOP」ヒューズを抜く方法
ペダル裏に潜り込むスペースがない、またはスイッチ自体が壊れている場合の確実な手段です。
- 運転席足元(キックパネル付近)またはエンジンルーム内にあるヒューズボックスのフタを開けます。
- フタの裏面に記載されている回路図から、「STOP」「STOP LP」「BRAKE」と刻印されたヒューズ(通常は10Aまたは15A)を探します。
- 付属のヒューズクリップ(白いピンセット状の工具)を使い、該当のヒューズをまっすぐ引き抜きます。
ヒューズを抜けば物理的に回路が遮断され、即座に消灯します。ただし、この状態では走行中も一切ブレーキランプが点灯しなくなるため、公道の走行は道路交通法違反(整備不良)となり重大事故の原因になります。走行前には必ずヒューズを元に戻さなければなりません。
【処置法3】バッテリーのマイナス端子を外す
ヒューズの場所が特定できない場合の最終手段です。ボンネットを開け、10mmのスパナを用いてバッテリーのマイナス(−)端子のターミナルを緩めて外します。車全体の電源が完全に落ちるためランプは確実に消えますが、ナビの設定や時計、パワーウィンドウの初期設定がリセットされる点には留意してください。