多くの学生が直面する疑問が、「国民年金の学生免除期間があると、満額受給はどうなるのか」という点です。現行の老齢基礎年金を満額受け取るには40年間(480月)の完全納付が必要ですが、大学4年間(20歳から22歳までの24カ月間)を特例のまま放置すると、将来の年金受給額は確実に減少します。
仮に2年間の猶予期間を追納しなかった場合、年金額は生涯にわたり年額約4万円前後(月額約3,300円)減額され続けます。65歳から85歳までの20年間受給したとすれば、累計で約80万円以上の受取差額が生じる計算です。
では、学生納付特例の追納はいつまで可能なのでしょうか。法的な追納可能期間は「承認を受けた月から10年以内」と定められています。ただし、注意が必要なのは3年度目以降の追納には加算額が上乗せされる点です。猶予から長期間放置した後にまとめて支払おうとすると、本来の保険料よりも割高な負担を強いられることになります。