私立獣医学部を志望する受験生が必ず直面するのが、神奈川県相模原市に広大な敷地を構える麻布大学獣医学部との比較です。両校は私立獣医界の双璧として長年競い合ってきましたが、その教育環境やキャンパスの性格は対照的です。
最大の差別化ポイントは日本獣医生命科学大学のキャンパス立地にあります。日獣大がキャンパスを置くのは、JR中央線・西武多摩川線が乗り入れる「武蔵境駅」南口から徒歩2分という抜群の都市型ロケーションです。新宿駅から快速で約20分という好アクセスは、通学利便性のみならず、都心近郊の高度動物医療施設や製薬企業、研究機関との連携において圧倒的なアドバンテージとなっています。
対する麻布大学(淵野辺駅)は広大な敷地に大動物(牛や馬など)の実習施設を自前で充実させている「スケール感重視」の研究型環境。一方の日獣大は、小動物(犬・猫など)の臨床教育に突出した強みを持ち、日本医科大学との系列提携を活かした高度な生化学・医獣連携教育を展開しています。
気になる日本獣医生命科学大学の学費は、獣医学科6年間の総額で約1,400万〜1,500万円前後(初年度納入金は約260万〜270万円)。これは私立獣医系大学としては標準的な設定であり、麻布大学や北里大学とほぼ同水準の価格帯です。
そして大学の実力を示す指標である獣医師国家試験の合格率においても、日獣大は常に全国トップクラスを維持しています。新卒合格率は毎年のように85%〜95%超という極めて高い水準を記録。1学年約80〜90名という少人数制だからこそ実現できる教員と学生の緊密な指導体制が、国家試験本番での強さにつながっています。