ガンダム屈指の名言「それでも守りたい世界があるんだ」放たれた真意

ガンダム屈指の名言「それでも守りたい世界があるんだ」放たれた真意

ガンダム屈指の名言「それでも守りたい世界があるんだ」放たれた真意に関する最新の話題を詳しく解説いたします。

ネット検索でも多くのユーザーが疑問を寄せる「誰のセリフなのか」「何話の出来事なのか」という点について、まず確たる事実を整理します。この言葉の主はシリーズの主人公であるキラ・ヤマトであり、放たれたのは2003年に放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の最終回、すなわち第50話(PHASE-50)「終わらない明日へ」のクライマックスです。

戦場となったのは、地球人類を抹殺すべく照準を合わせた巨大ガンマ線レーザー兵器「ジェネシス」の前。キラの駆るフリーダムガンダムは度重なる激戦ですでに満身創痍となり、ミーティアユニットを破壊され、シールドすら失った限界状態にありました。対する敵は、全方位攻撃端末ドラグーン・システムを自在に操るラウ・ル・クルーゼ搭乗のプロヴィデンスガンダムです。

クルーゼはアル・ダ・フラガの不完全なクローンとして生まれ、テロメアの短縮による激痛と迫り来る死に苛まれてきた男。自らを「人類の罪の象徴」と位置付け、戦争を止められない人類の愚行を嘲笑いながら、全人類を巻き込む道連れの破滅を仕掛けます。その圧倒的な悪意とドラグーンの猛威の前に、キラのフリーダムはフェイズシフト装甲を貫かれ、コクピット周辺まで激しく損壊しました。

空間を満たすビームの雨の中で、クルーゼは「知らぬさ! 所詮人は己の知ることしか知らぬ!」「撃たれなければ分からぬのか! 現在(いま)がその時だということを!」と人類の滅亡を宣告します。その冷徹なニヒリズムに対し、キラがビームサーベルの刃をプロヴィデンスのコクピットへと突き立てながら絶叫したのが、「それでも、守りたい世界があるんだ!」でした。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。