Q1:猫エイズは人間に感染することはありますか?
A1:絶対に感染しません。猫エイズウイルス(FIV)は「種特異性」を持つレンチウイルスであり、猫科の動物にしか感染・増殖できない受容体構造を持っています。人間や犬など他の動物に感染することは生物学的に一切あり得ません。
Q2:動物病院での猫エイズ検査のベストなタイミングと費用は?
A2:外猫を保護したり咬傷事故に遭ったりした場合、事故直後に検査をしても正確な判定は出ません。抗体が作られるまでに約60日(約2か月)を要するため、接触から2か月以上経過したタイミングでの検査が推奨されます。費用はFeLV(白血病)との同時簡易キットで3,000円〜6,000円程度、確認のPCR検査で1万円前後です。
Q3:ネットの写真のような酷い口内炎は、完治させることができますか?
A3:猫エイズ発症に伴う難治性口内炎を完全に元通り(完治)にすることは困難です。しかし、全臼歯抜歯手術やインターフェロン療法、ステロイドや免疫抑制剤、鎮痛剤の併用投与によって、痛みを大幅に抑えて自力で食事が摂れる寛解状態へ導くことは十分に可能です。
Q4:子猫が検査で陽性判定を受けました。助からないのでしょうか?
A4:生後6か月未満の子猫の陽性判定は、母猫からの「移行抗体」に反応しているだけの偽陽性である可能性が極めて高いです。生後6〜8か月を過ぎて移行抗体が消えた段階で再検査を行うと、陰性に転じるケースが多々あります。子猫の時期の1回のみの簡易検査結果で絶望する必要はありません。