定期テストや高校入試で「地形図から扇状地と三角州を識別せよ」という問題が出題された際、確実に満点を勝ち取るための現場検証メソッドをまとめます。受験生が最もつまずきやすいのは「どちらも広がりを持つ地形」に見えてしまう点です。
見分けるための決定的な鍵は等高線(とうこうせん)と地図記号にあります。
まず扇状地の場合、「等高線がきれいな同心円状(半円状)にカーブして何本も入っている」のが最大の特徴です。扇状地は山から平野に向かって下る「明らかな坂道」であるため、等高線が等間隔で湾曲しながら何本も描かれます。そして扇央部分の地図記号を見ると、リンゴやブドウなどの「果樹園記号」や「畑記号」がびっしりと並んでいます。
対して三角州の場合、「等高線がほとんど見当たらない」のが鉄則です。標高が0〜数メートルという海抜スレスレの低平地であるため、25,000分の1地形図の主曲線(10メートル間隔)はおろか、計曲線すらほとんど通りません。海岸線や湖のすぐそばに位置し、川が何本にも枝分かれ(分流)しながら海へと注ぎ込み、陸地部分には一面の「水田記号」や稠密な市街地・工場記号が広がっています。
暗記を確実にする語呂合わせ・直感フックとしては、以下のように頭に焼き付けるのが最も実用的です。
「山からドッと飛び出た【扇】(扇状地=谷口・砂利・果樹園)、海でプカプカ浮かぶ【三角の島】(三角州=河口・ドロ・水田)」
このワンフレーズを想起するだけで、「場所(谷口か河口か)」「物質(砂礫か泥か)」「土地利用(果樹園か水田か)」の3大要素が瞬時に芋づる式で引き出せるようになります。